麻雀のイメージと言えば賭け事やタバコの煙が充満した部屋の中で行うと想像してしまいますが、最近では麻雀をする際に脳に刺激を与える最適なゲームとして注目されています。
脳に刺激を与えるというのは、認知症予防にとても役立つということで健康的に純粋に楽しむ麻雀が「健康麻雀」です。
そしてマージャンをする時には対戦相手がいるという点から、引きこもりがちな高齢者にとっては他人とのコミュニケーションをとる良い機会にもなります。
健康麻雀は脳トレ・認知症予防に最適!
ギャンブル的な要素が無い健康麻雀では純粋に麻雀をすることになります。
麻雀は脳をフル稼働させながら対戦相手3人と戦います。
テクニックだけでなく運があるかないかでも勝敗を決めてしまうというポイントがあります。
そして、頭脳を使うだけでなく相手の動きをよく読み取る五感とコミュニケーション能力も必要。
さらに指先と手を使うのでこれほど認知症予防に優れた遊びはありません。
それに激しく運動するわけでもなく猛暑の中、寒空の中で遊ぶのとは違い、タバコの煙もない快適な空間でゲームを楽しむことができます。
お酒を飲みながらお金を賭けると、つい頭に血がのぼってカッとなることありますが、その要素が無いので精神的にも体を労わる点からも健康麻雀は本当に最適な「脳活」です!
健康麻雀のルール・マナーとは
「お酒を飲まない!」「タバコを吸わない!」「お金を賭けない!」という3大ポイントの他にも健康麻雀は礼儀作法を重んじる競技としての要素もあります。
一般遮断法人 日本麻将協会のルール・マナーの10箇条は以下になります。
- 「自分に厳しく人に優しく」を心がけましょう 。
- ゲームを始める前には「よろしくおねがいします」ゲームが終わったら「ありがとうございました」と挨拶しましょう 。
- 牌がセットされたら、対局相手がツモり易いように、牌山を右斜め前に出し、配牌が始まったらドラをめくる前にリンシャン牌が崩れないように下段に下ろしましょう 。
- 「ポン」「チー」「カン」「リーチ」「ツモ」「ロン」の発声は明確に行いましょう 。
- 「先ヅモ」をしたり、「牌」を強く叩きつけることは厳に慎み、捨て牌は六枚切りにしましょう 。
- 対局していないときの立ち見、座り見などは慎みましょう 。
- 対局中の「ロ三味線」や対局相手への批判など言動には細心の注意を払いましょう、又、局終了後の「解説」も慎みましよう 。
- 手牌は伏せないようにしましょう 。
- アガったときは、牌を見易く並べてから倒すようにしましょう 。
- 点棒の受け渡しが終わるまでは手牌と牌山を崩さないように、又、「点棒の受け渡し」は、静かに丁寧にしましょう 。
以上の10箇条を見ると、きちんとしたルール・マナーが定められており、競技のような要素になっています。
しっかりとしたルール・マナーがあることで秩序が生まれ、気持ちよくゲームができるような仕組みになっています。
当店「岡山健康マージャン」のルールはこちらになります。
→岡山健康マージャンのルール(四人打ち・3人打ち)
健康麻雀はねんりんピックの正式種目に採用されています!
60歳以上を中心として催されるスポーツと文化の最適に「健康麻雀」は正式種目として採用されています。
競技としての「健康麻雀」ではさらにルール・マナーが20箇条にまで増えており、より礼儀を重んじる内容になっています。
「自分に厳しく、人に優しく」
- 対局に際しては、「自分に厳しく、人に優しく」を心がけましょう。
- お仲間に不快感を与えないよう、身だしなみに気を配り、正しい姿勢を心がけましょう。(卓にひじを置いたり、足組みは慎みましょう。)
- 指輪など尖ったものは、できるだけ避けましょう。
- ゲーム開始時に「お願いします」、ゲーム終了時には「ありがとうございました」と挨拶しましょう。
- 牌がセットされたら、相手がツモりやすいように牌山を右斜め前に出してあげましょう。
- 牌山に「切り込み」を入れるのは、やめましょう。
- 配牌終了後、開門位置の人は、リンシャン牌が崩れないよう下段に下ろし、そのあとドラをめくりましょう。
- 「待たせない」こと。「牌の強打」は厳に慎み、捨牌は「6枚切り」にしましょう。
- 「リーチ」、「ポン」、「チー」、「カン」、「ツモ」、「ロン」等は明確に発声し、そのあと動作に移りましょう。
- リーチは、「リーチ」という発声、「打牌の横向け」、「リーチ棒の供託」の順序で行い、リーチ棒は所定の位置に丁寧に置きましょう。
千点棒がない場合は、置く前に両替してもらいましょう。- チー、ポンは、「発声」「牌の明示」「牌の取り寄せ」の順序で行い、そのあと打牌しましょう。
- 暗カンの時も4枚を皆さんに見せてから、リンシャン牌をツモりましょう。
- 手牌は、伏せないようにしましょう。リーチの時も同じです。
- リーチの後は、はっきり分かるようにツモ切りしましょう。
- アガった時は、牌を相手に見やすく並べてから倒すようにしましょう。
- 「裏ドラ」は、表ドラ、カンドラと一緒に並べて、全員に見えるようにしましょう。
- 点棒の支払いは、他の人と混同しないよう置き場所を違えて置き、また受け渡しが終わるまでは手牌と牌山を崩さないようにしましょう。
- 対局中の「口三味線」や対局相手への批判など言動には細心の注意を払いましょう。
また、局終了後の「解説」も慎みましょう。- 対局していない時の立ち見、覗き見等は慎みましょう。
- 携帯電話は、マナーモードに設定して、急用以外は使用しないようにしましょう。ただし、ゲーム中は使用しないで下さい。
他にも自身の麻雀の実力を試せる「麻雀段位WEB検定」もあり無料で受験することができます。
ギャンブル的な要素を排除したうえ、「脳活」に役立つ健康的なマージャンをぜひ老後の趣味としてはじめてみてはいかがでしょうか。